話題となった「老いる家 崩れる街」(講談社現代新書)の著書の新刊です。以前、著者の本を読んだ時はタイトルのネガティブさに影響され、マイナスのイメージだけが残っていました。
今回、士業として読むとその見方が変わりました。「住まいの終活」を提唱する著者もまた、「終活」に取り組む者として、貴重な体験談もふまえ、読者に対策をして欲しいと思っていると気づきました。
私も実家で土地の権利関係の問題が複数あります。父と私の二人で取り組むのは限界があるので、司法書士の先生に相談しながら、少しずつ解消を目指しています。
「終活」というと、相続絡みの話と短絡的に捉えることが多いですが、自分が住んできた家をどうするのか、それも「終活」の一つです。
取り組む方々は、手間のかかる作業は自分の代で終わらせたいという真摯な気持ちで行っています。
ネガティブな気持ちではなく、何か少しでも良くなったらいいと思いながら、手に取って読んでみると参考になります。
「終活・相続コンサルタント」を自称する私も、できる範囲で「終活」に向き合っていきます。
それ以外のことは、地域に専門家がいるので、彼らと話し合い、協力しながら、取り組んでいきます。
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